プログラマーとして働いていくうえで欠かせないテクニカルスキルには、まずプログラミングスキルが挙げられます。というのも、プログラマーは一般的にプログラミングや各種テストを行う下流工程を担うため、そもそもプログラミングスキルがなければ仕事に取り組めないからです。プログラミングでは、JavaやPythonといったさまざまなプログラミング言語を用います。開発するものによってプログラミング言語も異なるため、もし幅広く活躍することを考えるならプログラミング言語は一つに絞らず、複数習得するのが得策です。そのほか、ハードウェアやソフトウェアに対する知識、ロジカルシンキングスキルなども習得しておきたいテクニカルスキルと言えます。
また、プログラマーにとって一番に必要なのはプログラミングスキルですが、それだけでは仕事は務まりません。プロジェクトは黙々と個々人が進めていくものではなく、多くのプロジェクトメンバーと共に進めていくものです。この点がプログラマーの仕事のギャップとしてよく見受けられますが、こうした状況の中で円滑に作業を進めていくには、ヒューマンスキルが重要となってきます。ヒューマンスキルは、コミュニケーションスキルをはじめ、問題を解決するためのスキルや質問スキルなどです。これらが備わっていなければ、仕様書を十分に理解しないまま作業に進んでしまったり、トラブルがなかなか解決できなかったりと、作業がストップしてしまう可能性があります。そのため、プログラマーはヒューマンスキルもしっかりと磨いておくことが大切と言えるでしょう。